2012年の終わりごろLogicoolのワイヤレスマウス「M510」を買ったことについて書きましたが、2年半以上酷使したせいかチャタリング(クリックがダブルクリックになってしまう、ドラッグ中にボタンが戻ったことになってしまう など)が発生しだしたため、分解して清掃してみました。
以前MX1100を分解清掃したときよりだいぶ楽になっていましたし、無事チャタリングも解消したのでご紹介します。
準備するもの
- トルクス(ヘクスローブ)ドライバー T6サイズ
- 燃料用エタノール
分解手順
トルクスドライバーさえあれば案外簡単です。
M510はソールをはがさなくてもネジ2本で分解できるので楽でした。
電池ぶたを外す
まずはこの電池ぶたを外します。
電池を外す
電池ぶたを外して電池を外すと、電池室の中にネジが2本見えます。
M510はこの2本を外すだけで分解できるようになっています。
以前分解したMX1100は電池室のシールの下やソール(滑りやすくするシール)の下にもネジがあったので結構面倒だったのですが、この点M510はだいぶ楽になってます。
ですが、ネジはいわゆる「トルクス」なので、専用のレンチが必要です。
マイナスの精密ドライバーでも回らないことはないのですが、ネジをなめてしまうともう開けられなくなってしまうので、専用レンチがあったほうがいいですね。
専用のレンチ
というわけで今回買ってきたレンチです。
本当はちゃんと柄がついたドライバータイプのものが欲しかったのですが、いきつけのホームセンターには柄付きのものは高いセットしかなかったんですよね…。というわけで、安いL字のものを買ってきました。ちなみに税抜き280円でした。
M510のネジのサイズは「T6」です。
一番幅の広いところ(六角形の山と山をつなぐ対角線の長さ)が1.7mmというサイズなので、かなり小さいですね。
なお、トルクスは結構サイズに厳密なので、別のサイズで無理やり回そうとするのはやめたほうがいいかもしれません。
外したネジ
トルクスドライバーで外したネジです。
なくさないように皿などにいれておきましょう。
上部を外す
ネジを外すとこのように上部のカバーを外すことができます。
上部カバーと本体はマウス前方で噛み合っている構造なので、カバー側を前に、本体側を後ろにずらすようにすると外しやすいです。
アルコールで清掃
本体側のスイッチにアルコールをたらして何度もクリックし、接点を清掃します。
アルコールは蒸発しますが、たくさんかけなくてもOK。1~2滴でOKです。
スイッチのアップ
左ボタンのスイッチのアップです。ちゃんとオムロン製ですね。
この白いところが実際にへこむ部分なので、ここからアルコールをたらして清掃します。
清掃後はアルコールが乾くのを待って、分解したときとは反対の手順で組み上げます。
前方のかみ合わせが少し難しいですが、慣れていない人でもそうかからずに分解できると思いますよ。
まとめ
分解清掃後は無事にチャタリングもなくなり、快適さが戻ってきました。
M510、外装はほとんど傷んでいないので、清掃しながら使えばあと数年は使えるかなと思います。
ちなみにすでに生産終了してしまってるぽいので、長持ちさせないと。
なお他のモデルも同じような形で分解できると思いますので、ロジクールのマウスを使ってて「最近調子悪いんだよね…」という方はダメ元で試してみてはいかがでしょうか。
あ、お約束ですがもちろん自己責任でお願いいたします。
コメント
こんにちは
記事を参考に私もチャタリングが発生したM510を手入れいたしました
トルクスネジを通販で買っていざ分解してみたら
私のネジは普通のプラスネジでとめられていました…
ショックです(笑)
コメントありがとうございます。
私のは見事にトルクスなんですが、個体差があるんですかね~。
プラスならメンテナンスはしやすそうですね。
情報ありがとうございました!
こんにちは。
M510は2013年と2014年にそれぞれ購入して共にトルクスでしたが、
最近中古で購入した個体が普通のネジで驚きました。
やっぱりロットによって違いがあるみたいですね。